ポップライフワークスブログ

群馬県東毛地区、または栃木県ふくむ両毛地区周辺(板倉、邑楽、館林、太田、足利、佐野あたり)を中心にマルチジャンルの創作活動をしているインディーズレーベル「pop-life-works(ポップライフワークス)」のブログです。

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絵の見方:アイデア 09:42
 
 こんにちわ。永本です。第3水曜日なので、イラスト講座ブログ版をお送りします。間が空きましたが、絵の見方の続きです。




今回は、絵を見るポイントの5つ目としてアイデアについて書きます。


アイデアは、前に書いた独自性に近いものですが、アイデアは作者から切り離して考える事が出来るため、もうちょっと客観的なものです。


要は、あるアイデアを作者が考えて、それがオリジナルなものだとして、そのアイデアはその瞬間、のちの人がまた使えるようになるといったものが「アイデア」です(例えば、キュビズムなどを思い起こすと分かりやすいかと)。


この時、アイデアは、画題に寄り添うもので、画題(の選択)そのものでもあり得ます。要するに絵の「内容」といったものは作家の考えるアイデアに依る所が大きいでしょう。


例えば、自分のこの絵・・・


少女


この絵「揺れる恋心」というタイトルなのですが、この画題に対し、女の子の感情を女の子がそのまま表すのではなく、周りの小人みたいなのに表しているような内面描写の方法もアイデアです。また、この絵は、色鉛筆とサインペンと混合して描いてるので、その画材の使用法もアイデアだったりしますし。キャラのデザイン等は、マンガ文脈の引用ふくめて、色々なアイデアを用いる事で絵が構成されています。


このように、作家は、絵を描く際に何らかの多重の意図を込めている事が大半なので(というか、そうでない作品は良い作品ではない場合が多いので)、鑑賞者はそれを見る事で作者の考え方などを把握し、その絵に内在する意図や価値に対する判断基準が出来ると思います。


これは、画題のような見てすぐ分かるものだけでなく、作者の隠された意図(隠喩)の発見などにより、より大きな感動を味わう事が出来るはずです。


その為、絵から感動を味わうには、ある程度の勉強が必要な場合もあり、その絵に内在するアイデアを余す事無く発見し尽くす(例えば、この部分は先人のやったアイデアの引用だとか、その作者が意図した描線のかすれの効果などを把握するだとかいう)事でその絵の持つ潜在的な価値を鑑賞者(見る側)は味わい尽くす事ができるでしょう。


例えば、このアイデアは、画題として存在させる事もありますが、技法、とりわけ現代ではマチエール(絵の表面的な質感)や手法そのものに新たなアイデアを内在させる事も多く、絵を見た際に、その作者が何処で何をやっているか?、または絵に違和感を発見した際、そこに何の意味があるか?それはわざとか?新手か?といった事を注意深く見ると、絵をより深く、より楽しく見る事が出来る場合も多々あると思われます。


このように「アイデア」は、その絵固有のもの、または過去から引用したものの両面で把握され、絵を楽しむ際には、その引用の的確さ、そして、もちろん、その絵固有に含まれる「アイデア」が、見る際により楽しめるポイントとなる事でしょう。


以上。だんだん、話がくどくなってきた気もしますが、絵の見方は次の「印象」についてでラストです。月一なので全然進みませんが、ようやく最後という事で、また来月よろしくお願いします。



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たたらイラストがっこに関してのお知らせですが、前回記事にも書いたように、今週土曜日は自分は演奏会の方に行くので教室の方はお休みとします。場合により、時間をずらして開催する事はできますので、興味のある方は、先ずは、ご連絡頂ければと。


また振り替えとして、本日、イラスト教室を開催しますので、ご要望の方は、事前にご連絡頂ければと思います。よろしくお願いします。






JUGEMテーマ:たのしい体験教室
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